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2019.06.06

6/6(木)第一話:宝塚記念週を皮切りに八年ぶりに動き出すVトレンド

株主の皆様、そして会員の皆様、お世話になっております。
勝ち馬投票支援事業部・部長の石川徹也と申します。

会員の皆様とは「初めまして」となりますが、Bトレンドレポートを執筆する宮間君とは同期の間柄。

彼が馬主支援事業部と馬主を支援する立場で私が勝ち馬支援投票事業部。本来であれば会員の皆様からすれば、私のほうが近しい位置に在する訳ですが、普段は極力表に出ずに、裏方稼業に徹しております。

しかし本日、急なブログでの掲載とはなりましたが、宝塚記念週を境に「とある事実」が明白となり、皆様にも「緊急コラム」を発表する許可が下りました。

とある事実とは…

【「Vトレンド」が8年ぶりに発動】

株主様からすれば「ようやく実現したのか…」と思われるでしょうが、会員の皆様からすれば初めて耳にする言葉。

Vトレンドに関しては、後ほど説明させて頂きますが、今週から全6話を毎週木曜日に公開させて頂きます。

何せ宝塚記念週より8年ぶりに訪れたVトレンド。

【究極特集】あの「Vトレンド」が8年ぶりに発動

という大テーマを元に話を進めさせて頂きます。

私自身、このようなコラムを執筆するのは久しぶりですが、8年ぶりに訪れた絶好機。会員の皆様にも状況を把握してもらう為に、限界ギリギリまでお伝えさせて頂きたいと存じます。

全6話を楽しみにご覧頂きますと共に、この夏の行方をしかと刻み込んで頂ければ幸いです。

勝ち馬投票支援事業部
部長・石川徹也

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6話連続特集コラム

【究極特集】あの「Vトレンド」が8年ぶりに発動

6/6(木)公開
第一話:宝塚記念週を皮切りに八年ぶりに動き出すVトレンド
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第一話:宝塚記念週を皮切りに八年ぶりに動き出すVトレンド

東日本大震災が起きた2011年3月11日。この忌々しい記憶を残しながら、その後の日本は再生への道を歩むことになった。

もちろん競馬の世界も震災の影響は甚大。

事実、皐月賞は中山競馬での開催を断念。東京競馬場で行われる。

馬券売上に関しても、2011年度の凹み具合が分かる。

2009年度:2兆5900億7350万円
2010年度:2兆4275億6559万4700円
2011年度:2兆2935億7805万3600円
2012年度:2兆3943億885万6700円
2013年度:2兆4049億3351万3200円

2011年度は前年の94.5%の売上に留まり、それを境にV字回復したことが分かる推移である。

因みに昨年度、2018年度は「2兆7950億830万4000円」。2011年度と比べれば5000億円もの売上増となっている。

一方、馬主の経済バロメーターとも言える「セレクトセール平均落札価格」を見てみよう。

2008年度:2235万8095円
2009年度:2212万6230円
2010年度:1824万9133円
2011年度:2398万9848円
2012年度:2699万3069円
2013年度:2725万9735円

2008年9月に端を発したリーマンショックの影響が尾を引いた日本経済。長らく続くデフレとの効果で2010年度は底値を記録したセレクトセール。

しかしその翌年。東日本大震災直撃から僅か4ヵ月後に関わらず、平均落札価格が500万円上昇。最高落札価格馬は「ディープインパクト×エアグルーヴ2010」で3億6000万円。

因みに同馬はラストグルーヴの名でデビューし1戦1勝で引退。その2番仔ランフォザローゼスは今年の青葉賞2着でダービーにも出走。青葉賞ではイベント企画『完全解析馬券』の軸馬だったことから覚えている会員様も多いことだろう。

話が少し逸れたが、東日本大震災の影響で馬券売上が落ち込み、馬主の経済状況も芳しくない中で、平均落札価格500万円もの上昇を記録したその最大の理由は何か?

その答えこそ8年ぶりに確認された…

【Vトレンド】

の存在である。

では一体、Vトレンドとは何なのか?

会員の皆様からすれば初めて耳にする言葉だけに、いまいちピンと来てないだろうが、具体的に説明する。

「Bトレンド」
毎週のように宮間部長がBトレンドレポートを執筆していることもあり、この言葉は毎週のように耳にするだろうが、Bトレンドは大手生産者を中心に「種牡馬評価」や「生産馬価値」の上昇を目的とされたトレンドの総称。

対して「Vトレンド」は単純に言ってしまえば【馬券に特化したトレンドの総称】を表している。

謂わば「Bトレンド」と「Vトレンド」は完全に“対極的な位置づけ”となる訳だが、決して無関係ではなく、そこには当然ながら仕掛けの“黒幕”も存在する。

Vトレンド発動最大の理由こそ「セレクトセール売上上昇」であり、「夏セリ全般における売上上昇」を見込んだもの。

今年から9月には新たに1歳馬のセリ市場『セプテンバーセール』が組み込まれることになったが、では肝心の「馬を購入する側=馬主」にとっては厳しい現実問題が突きつけられている。

1つ目は「降級制度の廃止」。

早熟気味で早々に賞金を稼いでしまった馬は上のクラスで頭打ち状態。預託料で手一杯となり、賞金は稼がない。金は出て行く一方で収入減確実な情勢。

「1勝クラスや2勝クラスで着拾いしているほうが金になる」とは弊社在籍の株主様だが、これではJRAが言うところの公正競馬とは程遠い実状である。

2つ目は「セレクトセールにおける平均落札価格上昇」。

先ほども触れたように、2010年には1800万円だった平均落札価格も昨年は2.5倍の「4500万円」を超えるまでになった。

一部の馬主を除けば、高嶺の花となり手を出しにくい状況になりつつある。それでも平均落札価格の大幅下落はセレクトセールを主宰する社台グループにとっては死活問題。折角築き上げたブランド力も低下してしまうものだ。

3つ目だが…これが「一番の要因」なのかもしれない。

年々高騰化する落札価格だが、しかし一方で一口クラブ全盛時代となり、セール出身馬も勝ちにくい状況にある。

今年上半期に行われたGI競走は全部で11鞍だが、社台系一口クラブ所有馬が「6勝」と半数以上を占める結果となった。しかも「大阪杯」「桜花賞」「皐月賞」「天皇賞・春」「オークス」「安田記念」と主要なGIを全て社台系一口クラブが独占。

ダービーこそセレクトセール落札馬が優勝したが、Bトレンド的には望まれないダービー馬であったことは言うまでもないだろう。

「億単位の金を費やしてまでセールで金を落としたくない」と考える馬主も当然出てくる訳で、事実、トーセンの冠名でお馴染みの島川隆哉氏などはエスティーFを設立し自ら生産事業にも着手している。

競走馬が利益を生み出す中で、最も利益に繋がるのは種牡馬になること。

しかしながら、現在の社台スタリオンステーション在籍種牡馬32頭の内訳は外国産馬「4頭」、一口クラブ出身馬「14頭」、個人馬主名義馬「14頭」。

「5割も存在するじゃないか!」と思われたかもしれないが、「金子真人HD」「サトミHC」の所有馬が中心で、他に「ミッキー」「ダイワ」など限られた馬主の所有馬しか社台SSで種牡馬になれていない実状である。

これら3つの要因が重なることで、馬主事業も年々苦しさを増す現在の状況。今年10月には消費税増税も予定されているが、これらを控えセリ市場における硬直化は競馬産業全体をも歪みかねない実情にある。

東日本大震災直後の2011年度ほどの深刻な状況下にはないが、極端な落ち込み防止策…それが【Vトレンド】であり、宝塚記念週を発端に8年ぶりに発動される最大の理由なのである。

Vトレンドをもっと単純に言うのであれば…「馬主救済」。

社台グループを筆頭とした生産界主導による【特例的トレンド=Vトレンド】。

当然ながら、このVトレンド絡みのレースは会員の皆様が持っている「競馬観」や「ドラマ」という「必然競馬とは対極にあると言えるその視点」を、奪ってしまう可能性は多分にあるだろう。

「競馬の余計な裏側の世界までは知らない方がいい」

という思いを抱く会員様もいらっしゃるかもしれないが、【馬券に特化したトレンドの総称】でもあるVトレンドの存在を認識頂くことで、Bトレンドとは違った競馬の新たなる側面を理解して頂ければ幸いである。

宝塚記念週を境に発動されるVトレンド。もちろん、宝塚記念自体もVトレンドの潮流の中に引き込まれたレース。

次週6/13(木)公開予定の第二話では、

「Vトレンド年の宝塚記念」

という視点で話を進めさせて頂くので、楽しみにお待ち頂きたい。

勝ち馬投票支援事業部
部長・石川徹也

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