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鈴木孝志厩舎(栗東)

開業から着実に勝ち星を積み重ねている鈴木孝志厩舎。昨年は自己最多の30勝を挙げており、今年はさらなる記録更新が期待できる新鋭です。重賞勝利は1勝と多くはありませんが、芝、ダートの条件戦では狙い目の厩舎であり、レースをそこに絞れば回収率アップが見込めるだけにレース選択と【鉄板調教】の見極めが重要となります。

元々は調教師を目指してはいませんでしたが競馬学校卒業後に所属した岩元師より勧められ2009年に調教助手から転身。師が懇意にしている竹園氏のバックアップもあり、現役7勝を挙げたテイエムタイホーがいる。

調教パターンとしてはCWと坂路の併用調教が主で、どちらかに特化する場合もある。数を勝つために番組の多い短距離を選択する事が多く、2014年勝利時の平均距離は芝で1450mとなっています。ダートに関しては1400-1800mでの好走が多い点も押さえておいて損はないでしょう。

ここではテイエムタイホー、フォーチュンスターから【鉄板調教】を解説していきます。

最終追い切りCW重 87.0-70.5-54.6-39.5-11.3(一杯)
日曜栗坂重 62.4-44.0-28.2-13.7(馬なり)
水曜CW重 82.5-67.6-53.1-38.8-12.3(馬なり)
水曜CW稍 82.2-66.6-52.1-38.4-12.0(強め)
日曜栗坂重 58.8-42.0-27.2-13.5(馬なり)

これは2015年2月8日の山城Sで2着したテイエムタイホーのもの。8連対の内、最終追い切りでは実に6度一杯の調教を行っています。

最終追い切り栗坂良 49.8-37.1-25.2-13.1(一杯)
日曜栗坂稍 59.8-44.4-29.6-14.8(馬なり)

上記は2014年3月23日に丹波特別を勝ったフォーチュンスターのもので、こちらも最終追い切りは一杯。5連対の内、4連対は強め以上で最終追い切りを行っている点から考えると同師は

「最終追い切りは強め以上で中間、最終追い切りの内半数以上が強め以上で追い切っている」

場合が【鉄板調教】と言えそうです。タイムに関しては個体差がありますが、概ね連対時の時計に近いものなら問題はないでしょう。

それを施して来た上で芝のマイル以下に出走してきた場合は前走着順、距離関係なく買いです。
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