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堀宣行厩舎(美浦)

美浦所属の調教師を語る上で欠かせないのが堀宣行厩舎。2010年の高松宮記念キンシャサノキセキでGI初制覇すると同年ジャガーメイルで天皇賞春、2011年はキンシャサノキセキで高松宮記念連覇、2011年、12年はリアルインパクト、ストロングリターンで安田記念連覇、モーリスとサトノクラウンによる国内外のGI制覇、ドゥラメンテのクラシック二冠など着実に積み重ねています。

今回は2014年度の重賞勝ち馬3頭をサンプルに同厩舎の【鉄板調教】を探ってみます。

まずは2014年度初の重賞制覇となったオメガハートロック

フェアリーS1週前
1月3日美浦南W5F68.8-38.8-13.3(強め)

フェアリーS直前
1月10日美浦南W4F54.1-38.7-13.1(馬なり)

続いて東京スポーツ杯2歳Sのサトノクラウン

東京スポーツ杯2歳S1週前
11月13日美浦南W6F81.1-37.7-12.5(一杯)

東京スポーツ杯2歳S直前
11月20日美浦南W5F70.2-54.8-40.0-13.4(馬なり)

最後に阪神Cを勝ったリアルインパクト

阪神C直前
12月24日美浦南W4F55.1-40.5-13.2(馬なり)

これを安田記念勝利時と照らし合わせると

安田記念1週前
5月26日美浦南W5F68.7-13.0(馬なり)

安田記念直前
6月2日美浦南W4F52.7?37.3?12.6(強め)

基本的に南Wコースでの追い切りが主ですがその殆どが馬なり調教。最終追い切りを馬なり以外で行った場合はそこで仕上げたいか、足りないかのどちらかとなるでしょう。しかし1週前には体を作る厩舎、後者の公算が高そうです。以上の線を踏まえて同厩舎は

「直前は美浦南Wコースで馬なり」

でほぼ間違いないでしょう。上記プラス単走なら完全に仕上がっている可能性大。リアルインパクトに関しても最終追い切りはさらっとだったことを考えれば直前の動きは関係なく馬なりかどうかで判断してもいいと思います。
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